福井から原発を止める裁判の会  メルマガニュース

2012年4月5日 第3号

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福井原発差止訴訟準備会 メルマガニュース 2012年4月5日 第3号
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福井原発差止訴訟に参加された原告・支える会の皆さん

このニュース配信は、会の活動や福井原発を止めるための情報を
幅広く提供します。
作成は、現在福井原発差止訴訟準備会の世話人の一部で作成
世話人会の承認を得て配信します。
別途、整理された内容で会報も作成し郵送依頼の方へは郵送します。


本号の内容
(1)脱原発活動報告
  (1-1)「大飯原発3・4号機の『再稼働』に慎重な判断を求める市民集会」に参加
  (1-2)勉強会「こんな教科書は子供たちに渡せない」に参加
(2)裁判準備状況
  30日に世話人会議を開きました。
(3)脱原発関連イベントの案内
  (3-1)日本科学者会議北陸地区合同シンポジウム
  (3-2)河野太郎 敦賀で「もんじゅ」を語る!
  (3-3)原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会』第6回勉強会
(4)福井原発差止訴訟準備会からのおしらせ。

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(1)脱原発活動報告
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★当会ホームページもご参照ください。
   http://adieunpp.net/History/History1203.html

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(1-1)「大飯原発3・4号機の『再稼働』に慎重な判断を求める市民集会」に参加
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3月25日。原子力発電に反対する福井県民会議主催の集会に参加しました。

県内外から700名の参加があり、滋賀、京都、大阪、神戸、岐阜、愛知をはじめ、
関東からも多数の参加者のもと、あいにくの悪天候にもかかららず、大飯3・4号
機再稼働の懸念・不当性を訴える発言が相次きました。県民会議代表の中嶌哲演氏、
原子力資料情報室の山口幸夫共同代表らが拙速な再稼働への懸念、抗議を表明しま
した。集会後、参加者は、降り出した雪と強風の中、福井市内をJR福井駅までデモ
行進しました。
訴訟準備会は、会場となった福井市中央公園で、参加申込のパンフレットを配って、
集会参加者に裁判への参加を呼びかけました。集会・デモにも参加、再稼働への反対
をアピールしました。

当日、集会・デモ初参加のWさんの報告

 3月25日(雨・曇り・晴れ・風)これに雪が加わり、冬の北陸は天候が目まぐ
るしく変わる。私は傘とサングラスを用意したが、これがズバリ当たった(カッパが
有ればもっと良かった)。当日、福井駅にて待ち合わせしたメンバー5人と新幹線
経由で東京から来られた「たんぽぽ舎」のメンバー14名と共に、12時半ごろ会場
の中央公園に入る。このためにのみ遠方より来られたたんぽぽ舎の意識の高さに、
私は密かに感心しきりだった。
 早速、福井原発訴訟のリーフレットをメンバーと手分けして配る。多く の都府県
から、政治団体はじめ多くの団体が原発再稼動阻止を掲げ集結した。色とりどりの旗、
プラカードが会場を盛り上げたが、原発再稼動阻止の生命線であ る「草の根市民」
が少なく、寂しい思いをしたのは私だけだろうか。
 開会後主催者をはじめ、様々な団体の人が阻止を訴え盛んな拍手を浴び ていたが、
私は断食を実行すると訴えた中島哲演氏の発言にひときは魂を揺さぶられた。最後に
参加した準備会のメンバーでパレードに参加し幕を閉じたが、 準備会のメガホンで
のシュプレヒコールと会メンバーの大声の合の手は圧巻でした。そのお陰か岩上安身
氏主宰のネットジャーナルから取材を受け、居合わせたメンバー が力強く会の意義
をアピールできたのは予期せぬ余得だった。
  
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(1-2)勉強会「こんな教科書は子供たちに渡せない」に参加
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 3月25日に 「こんな教科書は子供たちに渡せない」教科書ネット 北陸ブロック
学習交流会が福井県教育センターで開かれました。以下の4団体主催の勉強会でした。

  こどもと教科書全国ネット21/こどもと教科書ネット21富山/
  こどもと教科書ネット21石川/  こどもと教科書ネット2福井

  会場で福井原発差止訴訟の裁判参加のリーフレットを配布しました。

 教科書問題では、歴史問題のみならず、原発や放射線の記述でも、一部の教科書で
政治的に歪曲された非科学的記述があり、脱原発の立場からも、見過ごせない問題と
なっています。

以下、この勉強会に参加された当会会員でもあるSさんの報告文です。

教科書ネット 北陸ブロック集会報告
 
 教科書ネット21は子ども達が学ぶ教科書が、憲法に基づいた理念でつくられる事を
目標に活動しているネットワークです。その北陸ブロック集会が3月25日福井市教育
センターで開かれました。あいにく当日は反原発の集会がすぐそばの公園で開かれ、
また同じ建物でもう一つの会合があり、参加者が分散してしまい、各県の代表者の集
まりの形になりました。
 
 「つくる会」という教科書をつくる運動をやっている団体があります。教科書の
「従軍慰安婦」の記述を削除せよ。朝鮮を植民地支配下と考える「自虐史観」に基づく
教科書を排除せよといっているグループです。

 彼らの歴史教科書は、一言で言えば、「歴史改ざん史観」、公民の教科書は「現憲法
否定」教科書となります。2011年は4年ごとの中学校の教科書を決める年でした。
 
<事務局長の俵さんから2011年の中学校教科書採択の状況をききました。>

  「つくる会」は分裂し、その系統である「教科書改善の会」の教科書は育鵬社と
  自由社です。この2社の採択率は歴史48.642冊で3.8% 公民48.223冊で4.1%と
  なります。この数字は多くないように思えるでしょうが、2001年 0.039%、05年
  0.4%、09年1.7%と増加しているのです。

  1)採択数を増やす作戦は、教育委員会の委員の過半数を(作る会が)獲得する。
  2)民主党に政権を奪われた自民党はより右への路線をとり、地方議会では採択
    推進の動きをする
  3)「つくる会」系人士の議会や教育委員会への働きかけ

 
  などがあげられ、総元締めとして「日本会議」の存在があります。
 
  運動する側としては、「育鵬社版も自由社版もこどもに渡せない」ときちんと取
  り組みをする必要がある。2015年の採択を目指して是非がんばっていこう。
 
<続いて各地の取り組みでは>

  福井からは、原発副読本についての問題提起をしました。なお福井県教育委員に、
  県内有力神社の宮司がいつの間にかなっているということでした。県内は稲田、
  山谷えり子という大変な人物がおります。
 
  石川県では、育鵬社教科書が採択されそうになった地域があったそうで、石川県
  は最も日本会議の会員がおおいのです。
 
  富山県では教科書通信を発行し、講演会も独自に開いて活動は活発です。
 
改めて、育鵬社や自由社の教科書記述の内容に驚愕し、参加者全員次の採択へ向けて
決意を新たにしました。

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(2)裁判準備状況
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30日に世話人会議を開きました。
初めて、弁護団から弁護士の方もお見えになり、弁護団の状況や検討中の裁判などに
ついて伺いました。
次のことを話し合いました。

①ニュースペーパー(会報)の作成の段取りと第1号発行の時期について
メールなどで連絡できない原告会員に情報がいきわたるように紙媒体による情報が
必要です。会では、この会報準備を進めています。
第1号は、次回弁護団会議での決定事項などや、第1回原告団会議などの連絡も
入れて、4月20日頃をめどに発行する予定です。

②第1会原告団会議
まだ、裁判の概要が決まっていませんので、原告団の設立もできませんが、裁判準備を
進めるためにも、原告が集まって原告の意見を出す必要があります。
弁護団からも、原告の意見をききたいという要望があり、次回の弁護団会議の議論も
踏まえて、会議を開きます。その段取りなどを話合いました。

③世話人の方で、柴野徹夫さんという憲法を生かす運動や反原発を30年以上貫く
ジャーナリストの方の講演を開きたいという要望があり、講演会をやることになりました。

④その他、弁護団支援の意味もあり、原発裁判を中心的にやっておられる弁護士さん
 をお呼びしての講演会などの企画も話合われました。
 
⑤4月8日と9日、福島で脱原発弁護団全国連絡会などによる
 「『原発と人権』全国研究・交流集会in福島」に会員の方が参加します。
 全国で活躍される弁護士さんや、他の訴訟で活動される方々とのネットワークも
 広げようと、福島へ旅立って下さいます。
 

★裁判準備状況は以下のホームページをご覧ください。
 http://adieunpp.net/PreJudgment.html

ご意見は、本会のメール、又は、世話人宛てご連絡下さい。
post@adieunpp.net


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(3)脱原発関連イベントの案内
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福井の原発を止めるための関連イベント(順不同)

★この項のイベントは福井原発差止訴訟準備会の主催ではありません。
 裁判への支援をして下さる原告・会員が所属している団体の活動が主です。
★集会や勉強会に参加して、原発再稼働反対への意思表示と脱原発の理解を
  深めましょう。
★イベントや勉強会などの案内依頼は世話人か以下まで
  post@adieunpp.net
★当会ホームページ、ただ人の会カレンダーなどもご参照ください。
  当会ホームページ http://adieunpp.net/Event/Event.html
  ただ人の会カレンダー(GoogleIDが必要です)
           http://www.google.com/calendar/render 

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(3-1)日本科学者会議北陸地区合同シンポジウム
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日本科学者会議北陸地区合同シンポジウム(4月14日~15日)
主催:日本科学者会議福井支部
共催:日本科学者会議石川支部・富山支部
日時・場所:4月14-15日(土・日)福井大学および敦賀市 
<参加費>一般500円、院生・学生300円 
連絡先 福井支部事務局:
〒910-8507 福井市文京3-9-1 福井大学大学院教育学研究科 森透研究室 
電話・ファックス 0776-27-8725 e-mail:t-mori@u-fukui.ac.jp 

14日(土)福井大学教育地域科学部1号館・11講義室
11時―12時 基調講演「福島原発災害はなぜ起きたのか?―安全神話・
・原子力ムラと科学者―」山本富士夫(福井大学名誉教授)
12時-13時 昼食
13時―18時 各支部からの報告
<13時―15時>
1 志賀原発の「津波対策」「ストレステスト」をどうみるか
児玉一八(石川支部)
2 原発再稼動への国・県の対応 直江俊一(金沢大学工学部)
3 「封印」と「安全神話」 酒井武裕(福井県高等学校教職員組合書記長)

<15時15分―16時15分>
4 被災地支援と人々の営み 志賀文哉(富山大学人間発達学部)
5 原子力災害と再生への一歩(集団的避難と帰郷の権利の保障を)
飯田克平(石川支部)


<16時30分―18時>
6 地熱エネルギー利用 上田 晃(富山大学理工学研究部)
7 自然エネルギー利用を考えるー福井に相応しい省エネ・地中熱利用-
永井二郎(福井大学 大学院工学研究科 機械工学専攻)
宮本重信(福井大学 産学連携本部 特命教授)

<18時―20時>
懇親会→生協食堂2階の喫茶コーナー

15日(日)敦賀市
8時30分 大学集合・出発
10時―12時 敦賀の方々との交流会
12時―13時 交流昼食会

*以下は希望者のみ
14時― 講演会「衆議院議員 河野太郎 敦賀でもんじゅを語る!」→詳細は次の行
場所・あいあいプラザ 大ホール

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(3-2)河野太郎 敦賀で「もんじゅ」を語る!
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日時:4月14日 開場 13:30 開演 14:00	
場所:あいあいプラザ大ホール
入場料:500円
主催:環境を考える会・原発を考える福井県女性議員の会

連絡・問い合わせ:杉原厚子=>0770-22-4867 今大地はるみ=>090-2032-4070

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(3-3)原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会』第6回勉強会
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原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会』第6回勉強会

日時:4月21日(土)  13:30~
場所:越前市福祉健康センター
主催:原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会
   http://fukui-sinken.jimdo.com/

講師:勝呂幸男氏(風力エネルギー学会会長) 
   上坂博亨氏(富山県小水力利用推進協議会副会長?/
                     富山国際大学子ども育成学部教授) 

演題:『風力、太陽光、小水力 ーその実態と具体策ー』 



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(4)福井原発差止訴訟準備会からのおしらせ。
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★世話人会に参加して手を貸していただける方は、ぜひ、世話人のほうにご連絡下さい。
 世話人会では、裁判や脱原発情報の広報活動、裁判支援活動、原告・会員募集活動
 脱原発関係の他の団体主催イベントへの参加など人手が足りません。
 余裕の範囲内で、ぜひ、ご協力をお願いします。

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